どこ見てもニラ

140字以上の独り言です。

デコラ系ってどこいったんだろ

今日は美容院行ってきました、美容院で髪を切る!って多分普通の人からすると一種のイベントだと思うんですけど私からすると「ただのメンテナンス」です。

私の髪型はご存知の方も多いですがツーブロ刈り上げ0mmのアシンメトリー、昔はツーブロにしても髪の毛で隠れるような髪型してたんですが途中で冒険してみたくなって隠すことをやめました。アシンメトリーなので右側だけギリ隠れてるんですが左は思いっきり見えてます。しかも0mmなので、刈り上げが見えてるとかじゃなくて禿げてる部分が見えてるって感じです。右も右で一部鋭角に前下がりなので、相当奇抜だと思います。

世の中の「髪の毛短いと楽」ってのは多大なる勘違いだと思ってます。私の場合刈り上げ部分が伸びてくると被せてる部分が浮いてくるので異常なボリュームを出してくるし、鋭角に伸ばしてる方もあまりに伸びるとピョンピョン跳ねるので最低月に一回は美容院行きます。月に一回美容院が当たり前すぎてもうメンテナンス。夢眠ねむさんみたいな前下がりボブの人も多分念入りに行ってるんだろうなぁと思ってる。一見ただのボブだけど全体的に伸びるとバランス悪くなりそう。ショートカットとかボブをキープしてる人の方が大変なんじゃないかなぁ。

カラーは二ヶ月に一回、ブリーチは多分四ヶ月に一回くらいしてます。髪の毛傷みまくってますけど、高一の時ブリーチしたあと髪の色オレンジにして学校行ってたんで(私の行ってた高校には校則がなかった)傷みとかもう今更なんです。担当の美容師さんが「どんだけ髪の毛染めて傷んでようがハゲには関係ない」って言ってたし、下手に放っておくと変な色になっていくのでこのままメンテナンスし続けるのでしょう。ちなみに職場は「女子は黒髮よりも明るい髪型の方が可愛い」という会社のよくわからない方針で、女子だけ髪色が相当やばくない限り何も言われません。

女子のゆるふわロングみたいな髪型も好きです、私人生で髪の毛長かったことないんですけど憧れがあって一回エクステつけて無理矢理ロングにしたことあります。エクステの手入れがめんどくさ過ぎて短期間で終わりました。どちらにせよ私は極度の面倒くさがりなのでロングは性に合わないんでしょう。

本当に小さい時は母親が「子どもの髪の毛を自分の思い通りに可愛くしたい」という願望のため腰くらいまで長かったんです。その頃は母のファンシーな理想の元、ピンクハウスの服着て腰までのロングヘアーでピアノ習って……小学生で自我が芽生え始めたくらいでショートカットにしました。洋服も男子御用達スポーツメイカーのものにしたり、反抗期だったのかなと思います。

小中と男みたいな格好だったんですけど高校生になって、私服校だったからなのか服の方向性を見失いました。一時はBA-TSUやBPNの服着て首輪したりどこにとぶのか不明なURL書いてるネクタイしてたり厨二病みたいな服を着てて、その後は古着にハマってオーバーオールに緑と黄色のジャケットに左右色違いの靴とか今考えるとお笑い芸人みたいな格好してたり、最終的にOL系雑誌に出てくる女子になってましたけど、高校生で。白いブラウスにロングスカートにパンプスみたいな。その時は髪色も大人しめで長くはなかったですがボブより少し長めくらいでした。正直このOL系雑誌みたいな格好してた時期が人生で最高のモテ期だったので、ああいう雑誌に出てくるスタイルは全く間違いではないと思います。モテる系女子なのは間違いない。

今の髪型は男ウケ皆無だと言われてます、私からすると男ウケ狙って身を犠牲にしたくないのでどうでもいい。むしろこの髪型で私のこと好きっていう人の方が希少だからその人がいい。

OL系みたいな時期は二十歳くらいまで続いてたんですけどある日急に「ロリータファッションをしたい」と思い立ち、そこからは何年かフリッフリのガチロリータしてました。好きなブランドは(当時メゾンと言ってましたけど思いっきり嶽本野ばらさんの影響受けてますね)イノセントワールド。ロリータブランドの中ではクラシカルロリータに分類されると思います。ロリータにも種類があって、よく言われてるのが黒ずくめのゴシックロリータ(ゴスロリ)、お嬢様系で色はブラウンが主なクラシカルロリータ(クラロリ)、ちょっと弾けた派手めの色使いで柄もスイーツ系の姫ロリ甘ロリ……とか色々あります。

ゴスロリって言葉でロリータファッション纏められてるの見ると「せいせいせーい!!!」って突っ込みたくなりますね。ゴスロリはあくまでゴシックロリータで、私がやってたのはクラロリ。ロリィタさんでも種類が違うし、姫ロリとか他の系統ロリィタさんへの配慮を!

この間元ロリィタさんの友だちに「公の場でコスプレはダメだっていう風潮がロリィタさんに向けられたらどうしよう」って言われましたが「ロリィタさんはロリータ服しか持ってないからロリータ服を着るしかないのでは?」って言ったら「パンがないならケーキを食べればいいみたい」だと言われましたけど、私はロリータやってる時マジでロリータ服しか持ってなくて、それ以外は親の知り合い宅にお邪魔するくらいと時用の普通の服一式って感じでした。ライブ行く時も、友だちと遊ぶ時も、彼氏とのデートもロリータで。公共の場でその格好は、とか言われたら本当に「だって、ロリータ服しか持ってないからロリータ着るしかない」としか。ロリータは洋服ですから、コスプレではありません。

 

美容院で出される雑誌くらいしかファッション雑誌読まないんですけど、そろそろあなたも大人の女に!みたいな企画見てると「何故わざわざ自ら老けていこう企画があるんだろうか……」と思います。

私は人とかぶるような格好が嫌だし、髪型が奇抜すぎてスカート似合わないならいつもショーパンかスキニー履いてます。ショーパンにニーハイが好きです、もう今年三十路なんだからそろそろニーハイはと思いますが偉大なる先輩が「自分がいいって思ってるうちは履いてていい、自分の限界は自分で感じる」と言ってたんで自分の中で限界がきたらやめます。まだ限界じゃないので続ける、人と被らない奇抜な髪型も格好も限界感じるまでやる。大人系女子にはまだ遠いです。

 

てか本当に人と同じ様な格好をして個性皆無ってのが理解できないんですけど、最近双子コーデとか三つ子コーデってありますよね、あれもなんなんだろうと思ってます。

最初双子コーデとか聞いた時、恐らく中学生くらいから愛読していて最近廃刊になり割とショックだったKERA!って雑誌に載ってた双子コーデ思い出しました。

当時はロリィタさんの双子コーデ、デコラちゃんの双子コーデ、見事だなぁって思って見てました。特にデコラティブ系の双子コーデはすごい。ロリータ双子コーデは一度やったことあります。ロリィタ友だちと同じお洋服を買い、同じ頭の飾り物を買い、靴も靴下も揃え。めちゃくちゃ金はかかったけど、金さえあれば割とできる、金さえあれば。その場で全身同じもの買って、あとロリィタ魂みたいなの持ってればできる。ロリィタ魂とはお洋服に自分から似合って行く精神、だと思う。洋服によって髪型やメイクも変えるし。

デコラ系はめちゃくちゃ難しいと思います、ロリータほどお金はかからないとはいえ小物やら何やらめちゃくちゃ多いし双子コーデにするなら髪型もたくさんついてるヘアピンの位置も全て一緒にしなきゃいけないとか、面倒くさがりな私からすると絶対に無理。デコラちゃんの双子コーデは本当に凄い。あれこそ真の双子コーデだと思います。

 

そもそもデコラ系ファッションが今の世の中通じるんだろうか、きゃりーぱみゅぱみゅちゃんとか昔はKERA!のでデコラ枠の読者モデルしてましたよね。今のKERA!はあんまわかんないんですけど私が愛読してた時はロック、ロリータ、デコラみたいに分かれててきゃりーはデコラというか個性的枠にいたような。だからデビューして話題になったとき「ん?KERA!の読モじゃん?」って感覚だったし、今でこそ服装や髪型が奇抜!斬新!って言われてるけど、あれってデコラなのでは?

 

まぁ、価値観なんて様々だし私は人がどんな服着てようがその人に似合ってればいいと思ってますし、服のセンスとかおしゃれ云々よりも自分に沿ってる洋服を着こなしてる人が一番だと思います。世の中にまだデコラ系貫いてる人がいるなら是非貫き通して欲しい。